日本中国料理協会 大阪支部

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20230925 北地区主催食べ歩き報告「太志傳」

更新日:2023/09/28

2023年9月25日 北地区主催の食べ歩き企画の報告です。

「太志傳」オーナーシェフ寺田太氏 プロフィール

辻調理師専門学校卒業、辻技術研究所を経て、その後辻調理師専門学校入職、実習を中心に生徒指導。退職後

東京「筑紫楼」、「マンダリンホテル」、「大元」と名店を渡り歩き、2020年8月、吹田市香里山に「中国料理 太志傳」を構える。

香港広東料理、ベトナム等のエスニック料理の技術を取り入れ。独自のフュージョン料理を得意とする。気さくで、明るく。

大変料理知識、経験が豊富な方です.

 

外 装 公園を望み、非常に落ち着いた場所です。

 

 

 

 

 

 

 

 

菜 単(メニュー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前 菜(香茅参美味碟)

  ① 紅菜頭火龍果沙律 ビーツとドラゴンフルーツのサラダ

ビーツ土臭さはなく、野菜甘さが引き立つ。黒酢のコク、ドラゴンフルーツの優しい甘さが非常にあっていて美味しかった。

 

 

 

 

   ② 香茅沙炸豆腐   揚げ豆腐のレモングラスかけ

絹ごし豆腐をカリッと揚げ、揚げレモングラス、揚げニンニク等独自の醤(金沙粉)をかけたもの、ベトナム料理にとは一味違う味。豆腐は熱々で、醤もサクサクして香ばしい。魚を使っていないけど、魚を揚げたみたいな風味がする。

 

 

   ③鶏肉碎醸香茅    レモングラスのとり肉詰め焼き

 

レモングラスで、鶏のつくねを挟み焼いたもの、レモングラスの柑橘系な風味が爽やかで美味しい

 

 

 

 

湯 菜   銀耳排骨椰子盅         白キクラゲとスペアリブのココナッツスープ

オールドココナッツを、一つ一つ穴をあけ、器とし、中に上湯、白キクラゲ、スペアリブを入れ蒸しあげたもの。シンプルな製法だが味わい深い、飲むたびにココナッツの甘味がスープに溶けこみ、変化する。硬い殻を一つ一つのこぎりで切るのが、めちゃ大変だったそうです。(笑)

点 心   碗仔蒸蘿白糕          蒸し大根餅

大根餅ではあるが、生地は腸粉のような食感。タレは醤油味で、甘くなく、コースの中で全体を締める役目。とにかくビールが進む。

 

 

 

 

 

 

逸 品   紅焼大排翅           フカヒレの姿煮、自家製白湯・オイスターソース

濃厚な鶏白湯で、旨味がとにかくすごい。寺田シェフの意気込みが感じられる一品。残ったタレでご飯をかけこむ。チョー贅沢な汁かけご飯。

 

 

 

 

逸 品 南洋沙爹炒蝦           エビの南洋沙爹醬炒め

大海老に独自で作ったサテを炒め合わせたもの。サテは粗目のピーナッツ、エシャロット、ニンニクなど、甘味はココナッツシュガーを使い、甘味の中にもコクがあり、味に深みを与える。

 

 

 

 

逸 品 瓦罉花彫鶏             丸鶏の紹興花彫酒煮込み

鶏の煮込みは紹興酒で煮込まれ蓋を開けると、室中に香りが漂う。食べ進むと菱と空心菜が顔を出す。菱は栗のようでホクホクしている。

 

 

 

 

麺 飯 海鮮湯銀針麺           海鮮スープの銀針麺

鯛の骨で取った、出汁で作った銀針麺。この麺は澄麺粉(浮き粉)を熱湯で練り、麺一本、一本よじり作る。独特のもちっとした食感と主張する鯛の旨みが一致して美味しい。

 

 

 

 

 

 

甜 品 檸檬凍愛玉子           愛玉ゼリー、レモンでさっぱりと

銘 茶 当店厳選の中国茶数種類

デザートはすっきりしたものが食べたいなあと思ったら、理想通りのデザートが来た。愛玉子の食感が絶妙。ショウガが効いたレモンソースも爽やかで、胃を落ち着かせてくれる。奥さんが合わせてくれた中国茶も美味しい。菊花茶みたいな風味。

 

 

 

 

 

 

 

最後に、日本中国料理協会のお願いとあって、だいぶ張り切って下さいました。寺田シェフ、奥様の多大なる心使いに、一同感謝の気持ちを伝えて閉会しました。日中協でお願いしたのは一人¥6,000ではありますが、それ以上の体験をさせて頂きました。次回食べ歩き企画は、ぜひ若い方の参加を希望いたします。これほどお得な企画はありません。企画を考えました役員ともども大歓迎です。


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